世田谷区の絶品うなぎ店5選|老舗から隠れた名店まで

世田谷区は、東京の中でも美食が楽しめるエリアとして知られていますが、その中でも「うなぎ」の名店が点在しています。伝統を守り続ける老舗から、隠れた名店まで、うなぎ好きにはたまらないスポットが数多くあります。そんな世田谷区で楽しめるうなぎの魅力をご紹介します。

まず、老舗のうなぎ店では、長年受け継がれてきた秘伝のタレと、じっくりと焼き上げた香ばしいうなぎが味わえます。伝統の技術を駆使して、一匹一匹丁寧に仕上げられたうなぎは、ふっくらとしていて、その柔らかさと香り豊かな味わいが格別です。老舗の雰囲気を感じながら、歴史ある味を堪能できるのも楽しみの一つです。

一方で、隠れた名店も見逃せません。世田谷区には、地元の人々から愛され続ける知る人ぞ知るうなぎ店がいくつもあります。これらの店では、厳選されたうなぎとこだわりの調理法を用いて、上品で洗練された味わいを提供しています。小さな店内で静かに食事を楽しめるアットホームな雰囲気が漂い、うなぎの新たな魅力を発見できることでしょう。

また、世田谷区のうなぎ店は、アクセスの良さも魅力の一つです。駅から徒歩圏内にあり、食事の前後に周辺を散策するのも楽しいものです。都会の喧騒から少し離れた場所に位置しているため、落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと食事を楽しむことができます。

世田谷区で味わえるうなぎは、老舗の伝統と新進気鋭の技術が融合し、さまざまなスタイルで提供されています。

世田谷区の鰻屋

1.世田谷 宮川

『世田谷 宮川』は、環七通りの喧騒を忘れ、昭和にタイムスリップしたかのような、どこか懐かしい雰囲気を感じさせるお店です。平日の16:40に訪れた際、一番乗りで、後からイートインのお客様が二人、テイクアウトのお客様が一人続きました。お店の穏やかな空気と、静かな環境で、落ち着いて食事を楽しむことができました。

メニューの中でも「おすすめ」とされていた『二色鰻重 3,400円(税込)』をいただきました。蒲焼と白焼の二色鰻重は、初めての体験でしたが、どちらも美味しく、特に蒲焼は今まで食べたものと比べて甘みが控えめで上品な味わいでした。さらに、肝吸いが付いており、その肝の大きさと食感が絶妙で、これもまた満足のいく一品でした。

会計の際には、お店の方から「ありがとうございました」に加え、もう一言かけていただき、温かいおもてなしを感じました。テイクアウトのお客様とは異なる言葉がけをされており、個々のお客様に合わせた細やかな接客が印象的でした。支払いはAirペイが導入されており、様々な決済方法に対応しているのも便利です。

ただ、気になった点として、14時15分にラストオーダー、14時30分閉店という営業時間です。ラストオーダーから閉店までの時間が短いため、ギリギリの来店だと急いで食事をすることになりがちです。しかし、時間に余裕をもって訪れれば、ゆったりと食事を楽しむことができるでしょう。

ランチタイムにはうな丼をいただき、さっぱりとした味付けで、たっぷりかけられたタレがご飯とよく合っていました。お吸い物も美味しく、14時過ぎの来店でも、美味しい食事を急ぎながらもしっかり楽しむことができました。

全体的に、『世田谷 宮川』は美味しい鰻料理と温かい接客が楽しめるお店であり、訪れる価値があります。昭和の雰囲気に包まれながら、こだわりのある料理をぜひ堪能してみてください。

店舗情報

項目 内容
店名
世田谷 宮川
住所
〒155-0033 東京都世田谷区代田5丁目10−9
電話番号
03-3413-3741
営業時間
月・水〜日曜日 11:00~14:15、16:30~20:30
定休日
火曜日
駐車場
なし
決済
カード可、電子マネー可、QRコード可
ホームページ
HP

マップ

2.一二三

世田谷区にある「一二三本店」は、東急世田谷線の松陰神社前駅から徒歩わずか2分の好立地に位置する、うなぎの名店です。このお店は「うなぎの百名店」としても名高く、その味わいを求めて多くの人々が訪れていますが、現在は完全予約制となっているため、事前の予約が必須です。

筆者が訪れた際には、開店前に到着したものの予約が必要なため、その日に空席のあった13時半に再度訪問。注文したのは「うな重(松)」4,620円と肝吸い110円。他の同伴者もそれぞれ、うな重と白焼きのセットやうな重(竹)、うな重(梅)を注文しました。どのメニューも10分ほどで提供され、うなぎの蒸し加減と焼き加減は絶妙。ふわふわでトロッとした食感がたまらないと評判で、タレはやや醤油が際立つものの、濃すぎず程よいバランスで仕上がっています。

さらに、110円で楽しめる肝吸いは、プリッとした食感の肝がしっかりと旨味を引き立てており、非常にコスパが高い一品です。セットでの注文を強くおすすめしたいポイントです。

うな重のサイズは、松、竹、梅でそれぞれ異なり、特に(松)は豪華で大きなお重が特徴。また、ご飯の量は少なめに設定されているため、うなぎの味を存分に楽しめますが、ボリュームが欲しい方は大盛りや特盛りを頼むと満足感がさらに高まります。

一二三本店では、素材の質と調理技術が光る、ふわトロ感溢れるうなぎを堪能でき、再訪したいと思わせる名店です。

店舗情報

項目 内容
店名
一二三
住所
〒154-0023 東京都世田谷区若林4丁目24−15
電話番号
03-3421-2702
営業時間
月〜水、金〜日 11:30~14:30、17:00~21:00
定休日
木曜日
駐車場
なし
決済
カード不可、電子マネー不可、QRコード不可
ホームページ

マップ

3.野田岩 下北沢店

『野田岩 下北沢店』は、名店「飯倉本店」と同じく、質の高いうなぎを提供するお店です。特に茶碗蒸しや志ら丼が人気で、具沢山の茶碗蒸しを楽しんだ後、甘さ控えめのタレで仕上げた志ら丼を味わうことができ、甘いご飯が苦手な方にも最適です。また、テイクアウトも充実しており、家族で楽しむランチにも便利です。うなぎはふっくらと柔らかく、娘さんたちにも大好評。自宅でも本格的な味を楽しめる点が嬉しいポイントです。さらに、店内では白焼きやお重といったコース料理も提供され、ふわふわの白焼きやボリューム満点のお重が特に好評です。デザートまで楽しめるコースは満足度が高く、初物のデザートにも感謝の声が寄せられています。

店舗情報

項目 内容
店名
野田岩 下北沢店
住所
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目19−15
電話番号
03-3413-0105
営業時間
火〜日 12:00~14:30、17:00~20:30
定休日
月曜日
駐車場
なし
決済
カード可、電子マネー不可、QRコード不可
ホームページ
HP

マップ

4.鰻割烹あら井、

千歳烏山にある「鰻割烹あら井」で、病んでいる友人と一緒に元気を取り戻すためにランチコースを楽しみました。久しぶりの千歳烏山訪問でしたが、この素晴らしい鰻料理が大満足のひと時を提供してくれました。

日曜日の11時半に訪れた際には、予約で既に満席でしたが、カウンター席にかろうじて座ることができました。最初に出されたお通しには鰻のお造りと茶碗蒸しが含まれており、どれも品があり美味しかったです。特に、初めて食べた鰻のお造りは甘みがあり、口の中で広がる旨みが印象的でした。

メインの鰻はふっくらと柔らかく、タレとのバランスが絶妙でした。タレは甘めで、鰻の美味しさをさらに引き立ててくれました。また、肝焼きはボリュームがあり、しっかりとした食べ応えがありました。お吸い物は、鰹だしが効いており、久しぶりに味わう懐かしく上品な一杯で、心が温まりました。

店内は半個室や個室が用意されており、静かで落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめます。初めての訪問でしたが、座敷にテーブル席があり、う巻きハーフやひれ焼き串、お酒をゆったりと味わうことができました。お通しには頭の唐揚げや骨揚げ、豆腐が付いており、どれも美味しく、前菜から期待を膨らませてくれます。

食卓には粉山椒とミル付きの山椒の実が置かれ、う巻きと共にタレも一緒に楽しめました。最後にいただいた鰻重とひつまぶしは、まさに絶品で、何度でも食べたいと思える一品でした。

「鰻割烹あら井」は、特別な日に少し贅沢な鰻料理を楽しむにはぴったりのお店で、またぜひ訪れたい場所です。

店舗情報

項目 内容
店名
鰻割烹あら井、
住所
〒157-0062 東京都世田谷区南烏山5丁目11−4 TNビル
電話番号
03-3300-2121
営業時間
火〜日 11:30~14:00、17:00~20:30
定休日
月曜日
駐車場
なし
決済
カード可、電子マネー不可、QRコード不可
ホームページ
HP

マップ

5.神田きくかわ 上野毛店

『神田きくかわ 上野毛店』は、上野毛駅から少し歩いたところに位置する朱色の大きな屋敷が印象的な鰻の専門店です。庭園も併設されており、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができます。特にその外観と風格ある佇まいは、訪れた人々に特別な体験を提供します。

店内は予約なしでも入れる場合がありますが、特に土日には予約をしておく方が良いでしょう。筆者もランチの遅い時間帯に訪問し、すぐに席に案内されました。今回は「平日きく膳」を注文。うな重、肝吸い、茶碗蒸し、サラダなどが付いており、特にうな重は炭火焼きによる香ばしさと柔らかな食感、絶妙なタレが印象的です。タレは甘すぎず、うなぎ本来の旨味を引き立てており、ご飯との相性も抜群です。また、付け合わせの肝吸いは繊細な旨みがあり、食事全体を締めくくる一品として最適です。

一方、デザートの冷凍ライチには少し不満が残ったものの、全体的な食事の質は非常に高く、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。また、卓上にはタレと山椒が用意され、こまめにお茶も注いでくれるサービスが嬉しいポイントです。

価格は約5450円と少々高めですが、風格ある店内で鰻をじっくりと楽しめる価値は十分にあります。家族で特別な日を祝うのにも最適な場所であり、口コミには誕生日祝いで初訪問した方も、その雰囲気や料理に満足した様子が伺えます。

長年訪れたいと願っていた人々にとっても、その期待に応えるだけの魅力が詰まった『神田きくかわ 上野毛店』は、記憶に残る素晴らしいひとときを提供してくれることでしょう。

店舗情報

項目 内容
店名
神田きくかわ 上野毛店​
住所
〒158-0091 東京都世田谷区中町4丁目20−13
電話番号
03-3705-3737
営業時間
火〜日 11:30~20:30
定休日
月曜日
駐車場
あり
決済
カード可、電子マネー不可、QRコード不可
ホームページ
HP

マップ

まとめ

『神田きくかわ 上野毛店』をはじめ、紹介された各鰻店は、それぞれが特別な雰囲気と美味しい鰻料理を提供する名店揃いです。特に、上野毛店の朱色の屋敷が印象的な外観や、炭火焼きによる香ばしい鰻の風味が、訪れた人々に特別な体験をもたらします。また、『鰻割烹あら井』や『野田岩 下北沢店』では、こだわりの調理法と繊細な味わいが、特別な日の食事にふさわしいものとなっており、特に初めての鰻のお造りやふわトロの鰻重は訪問者に感動を与えます。

『世田谷 宮川』のような昭和の雰囲気が漂うお店では、落ち着いた空間でじっくりと食事を楽しめる一方、蒲焼と白焼きの二色鰻重といったユニークなメニューが、うなぎの新たな楽しみ方を提供します。各店は、素材と調理技術にこだわり、ふわふわの鰻と美味しいタレが織り成す極上の一品を堪能できる名店ばかりです。

この記事を書いた人

hirofumi ariyoshi

hirofumi ariyoshi

manager

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